2009年6月24日水曜日

Unicodeを活用したTODO管理方法

というものを考えた。

アイデアとしては「□」でTODOを、「■」完了したTODOを表す方式と同じだが、記号として「⚐」と「⚑」を使う。無機質な正方形と比べると、なんとなく楽しくなって来ないだろうか?

あとお使いのかな漢字変換エンジンの辞書登録で、それぞれが「とど(todo)」「どね(done)」で変換できるようにしておくと良い、というのは西尾さんの受け売りである。

…というだけでは何なのでもう少し役に立ちそうなことを書いてみる。
  • ステップ1:とりあえず旗を並べる
⚐ 粉チーズを買う
⚐ バスを予約する
  • ステップ2:難易度をつける
上の方法では、ある程度TODOが増えると管理しきれなくなる。労力が異なるものを一列に並べているからだ(例えば上の例だとバスの予約は単なる買い物より複雑である)。TODOによって旗の数を変えることで、この問題に対処できる。

⚐ 粉チーズを買う
⚐⚐⚐ バスを予約する

作業が一段階終わるごとに、少しずつ旗を黒くしていくと良いだろう。

⚐ 粉チーズを買う
⚑⚐⚐ バスを予約する
  • ステップ3:階層構造を作る
ステップ2では、あるTODOがいくつかの手順から成る場合があると述べた。そこまで分かっているのならば、それらも明示的にサブTODOとして分けてしまうのが良いだろう。

⚐ 粉チーズを買う
⚐ バスを予約する
 ⚐⚐ 時間を調べる
 ⚐ 予約する
 ⚐ コンビニで払う

サブTODOは右にインデントすると、親子関係が一目で分かって良い。さらに、重たいTODOは旗を多く、簡単なTODOは旗を一つだけにすることで、自然と作業を「すぐできるもの」までブレークダウンすることができる。

それでは、良いTODOライフを。

⚑ 粉チーズを買う
⚑ バスを予約する
 ⚑⚑ ちょうどいい時間を調べる
 ⚑ 予約する
 ⚑ コンビニで払う

      2009年6月7日日曜日

      家に帰ってから「あの人だったのか!」と言われないための勉強会用名刺

      勉強会ブームの昨今、仕事用と別にプライベートな名刺を作る人も多いと思う。特に学生だとオフィシャルな名刺というものがないので、必然的にプリンタなりなんなりで自作することになる。僕が一時期使っていたものはこんな感じだ。
      なんの変哲もない名刺だが、実はひとつ仕掛けがある。裏面がブログのスクリーンショットになっているのだ。
      勉強会で出会う方は技術系の人なので、ブログを見てもらえていることも多く、どんな自己紹介よりも効果があったと思う。今ならTwitterの自分のページなども有効だろう。

      ただ残念ながら、今の仕事用名刺は両面印刷なので、プライベートと兼用しようとしても、このテクニックを使うスペースがない。できるとすれば、Twitterのアイコンをシールに印刷して貼るくらいかなぁ。

      2009年6月4日木曜日

      「600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス 」

      自炊erにとって無くてはならないレシピサイト、クックパッドの内部に迫る一冊。面白かった。


      とにかく数ページごとにtumblrでQuoteしたくなる名言が埋め込まれてるので、詳細は本を読んでもらいたいが、とりあえず気になったとこを。

      まずは会社の理念について。

      • 会社設立の根底にあるのは、「心からの笑顔」を増やすこと。それが「食」というテーマと結びついて、クックパッドというサービスができた。
      • 料理を楽しむことで、笑顔になってもらうことがゴール。極端な話、ユーザを増やすことすら第一の目標ではない(実際、最初の頃はサーバの負荷を抑えるため、なるべくユーザが増えないようにしていたという)

      次に、徹底したユーザ目線のデザイン。

      • ユーザのことを徹底的に考える。特に、UI設計に関するこだわりが異常。サイトの細部に至るまで、ユーザがどう感じるかを基準に調整されている。
      • 例えば「白菜」という検索を行うときは、白菜が余っていて、大量に消費したいことが多いのだという。なので、白菜を多く使うレシピが上位に来るように調整している。
      • このような微調整に欠かせないのがログの解析で、専用のツールを作ってユーザの導線を研究している。
      • 「誰が見ても検索窓を見つけられなければならない」「広告が一番目立つとか論外」「説明が必要なサービスは、レベルが低い」

      そして、ユーザと広告主の両方を満足させる広告戦略。

      • 徹底したこだわりでユーザは100万人にまで増えたが、それだけでは食っていけないのがWebサービスの辛いところ。経営的に厳しい時代が何年も続いたという。そこから、「ユーザだけでなく、広告主の立場に立って考える」ことで、広告を受注できるようになった。
      • 「献立に悩む人たち」と、「商品の良さを伝えたい人たち」の間をとりもつのが広告の役割。商品を利用したレシピのコンテストなど、ユーザと広告主の両方にメリットのある広告しか使わないという。
      • 「80万人が年間に50億円消費する商品があったとする。これを55億円にすることを目標にするのではなく、あと8万人だけ多くの人に満足してもらおう、と考えるべき」

      「良いものを作って満足してもらえば、自然とビジネスは成長するはず」なんて言葉があるけど、もっと積極的に、「満足してもらえ、かつビジネスとして成り立つことしかしない」という強固な意志がクックパッドを支えているようだ。